『宰相閣下と結婚することになった魔術師さん』登場人物資料

この文章はだいたい20100文字くらい、約34分で読めます
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 作中に登場しないものも含め、主要な人物達のパーソナルな情報をまとめた資料です。

 ※間違っている、作中と齟齬があるかもしれません!!※ 何度も確認はするようにしていますが、私自身がこういった情報管理をかなり苦手とするタイプです。

 なので、読み物のような気持ちで軽くお読み頂けると嬉しいです。

 さいまじシリーズ全体のネタバレを含みます。

 

ロア・モーリッツ

※(結婚後:ロア・ハッセ)

所属/役職 魔術式構築課/課長代理

性別 男

一人称 俺

趣味 読書、犬の散歩

性格 仕事の場ではよく笑い明るく振る舞うが、仕事自体は真面目で几帳面。他人に任せるより自分で抱え込む方が楽だと考えている。気の抜ける自宅ではおおむね静かに過ごす。

大抵の人間に対して自分の方が下だと思っており、誰かに対して怒ったりすることは少ない。 鈍感、恋愛も曲解しがちで下手。恋愛歴も少ない。

年齢 30代前半

身長 170台

体型・身体的特徴 痩せ型。近視で眼鏡着用。筋肉は元はあったがやや鈍っており、腹は柔らかい。両利き。※魔術をより速く発動するための魔術師としてのスキル

髪は肩に付かないくらいの長さを無理やり縛っている。結婚前はぼさっとしていたが、結婚後は執事に整えられている

目の色 緑。目は近視で眼鏡を掛けている

髪の色 暗褐色 ※イラスト上では暗すぎるため、茶色に近い明るめの色で描写

目元のイメージ 猫目

特技 技術を易しく継承すること。護身術の心得がある

生い立ち 貴族の家に生まれ、愛されて育つが、子どもの頃から天才と称されるような優秀な人間に囲まれて育ち、父母や親族に対して負い目を感じている。

領地運営の補助をしている兄弟たちと違い、王都に出て働いている事もそれに拍車を掛けていた。

働き始めてからは自分の身の置き場を探るように仕事にのめり込み、恋愛沙汰からも遠ざかっていた。

家族 父、母、兄弟(※作中で明示されているのは弟、妹)

 

ガウナー・ハッセ

所属/役職 政策企画課/宰相  ※国としては国王に次ぐ役職

性別 男

一人称 私

趣味 恋愛小説(片思い中にロアに薦められ読むようになった) ※(2以降~)日曜大工、お菓子作り、旅行

性格 仕事は真面目で几帳面。仕事中は表情から足元を掬われないよう気を張って無表情になっていったが、気を抜ける仲間内では砕けた表情もするし笑う。

ロアと交流が始まってからは、公私ともに表情が出るようになった。

堅物、とは思われつつも、働きぶりを見ている王宮内をはじめ、国民にまで体調面を心配されている。 愛情深く、恋に恋するような純情なところがある。

年齢 30代前半 ※若く見られがち

身長 180台 ※ロアとの身長差は、ガウナーの方が高いものの、離れすぎないくらい

体型・身体的特徴 がっしりとはしているが太すぎない。背筋は伸びている。王宮を歩き回るので、文系にしては運動量多め。

オールバックなど前髪を上げた髪の整え方をすることもある。

目の色 青

髪の色 濃い金髪

目元のイメージ 仕事中は堅い印象を与える目元。恋人を見るときはよく垂れている

特技 仕事上の根回しが上手い。体力と根気がある。興味の範囲が広い

生い立ち 愛情深い両親の元で不自由なく育つ。母は前国王の妹。(※国王とは本人が友人という意識の方が強いため本文中では「友人」という言葉で表現していますが、血縁上は従兄弟でもあります)

学生時代にサウレ、ルーカスと仲良くなり、国家の大改革という理想を語り合ったのち、宰相として動乱に身を投じる。

国の混乱期に仕事の場で表情を出さなくなり、堅物の印象を抱かれるようになった。

家族 父、母、(兄弟) ※兄弟については作中では明言していません

 

シフ・プロイ

所属/役職 魔術式構築課/(※1中盤~)役職とは別の等級のようなものが他よりちょっと上

性別 男

一人称 おれ

趣味 読書。トールの家で猫を撫でる。友人で集まって酒を飲む

性格 社会的に厄介な人物の多い魔構の中では人付き合いが円滑に行える方。仕事の場では面倒見がよく真面目だが、自分だけで仕事を主導することに強い不安感がある(※1中盤まで)魔術においても、苦手意識を根気強さで克服してきた。

恋愛においてはロアと同じく鈍感で、ロアに対しては友人以上の好意を抱いていたが、ぼんやりとしか自覚できず(※3以降~)最後まで恋に発展することはなく、尊敬へと昇華した。

年齢 20代前半~半ば

身長 170台

体型・身体的特徴 両利き。痩せ型(※魔力消費が激しく太れない)ちまちましている。すばしっこい

目の色 水色

髪の色 薄い金髪

目元のイメージ 丸っこい目

特技 根気強い。理解するまで粘る。難しいものを噛み砕いて伝えようとする

生い立ち 商家の生まれで大家族の出。魔術学校時代は貴族の出の魔術師に対して生まれの不平等さを感じていたが、ロアやトールと出会って考えを改める。

王宮に勤め始めて魔装のトールと出会い、担当する案件が被ることをきっかけに仲良くなった。

家族 父、母、兄弟の多い大家族の末っ子

 

トール・ウィラ

所属/役職 魔術装備課/役職なし(※シフと同じく他の課員より等級のようなものは上、若手のまとめ役)

性別 男

一人称 俺

趣味 趣味の魔術装置の試作。飼い猫(フギとムニ)と戯れる。料理。友人で集まって酒を飲む

性格 兄貴分気質で面倒見がいい。頼ってくる人間を抱え込んでしまう癖があり、猫も二匹拾ってしまって飼っている。

シフに対しては恋心を自覚しているが、大人しくシフからロアへの想いを見守っていたら友人関係が定着してしまい、後悔している。

年齢 20代半ば~後半

身長 190台

体型・身体的特徴 筋肉質だが、ウルカほどではない。 手足が長い。皮膚はよく汚れていたり細かい傷があったりする

目の色 金色

髪の色 赤毛(※同じ赤毛のサウレと比べると暗め)

目元のイメージ きりっとした目元

特技 人をまとめたり、交渉ごとが上手い。魔装の扱いにも長け、砲の扱いもできる

生い立ち 貴族家で何不自由なく愛されて育ったが、何不自由がないことへの抵抗心から好きだった魔術装置を学び、王宮に勤め始める。この王宮勤めでさえ、最後まで反対されることはなかった。 仕事上、魔構と関係が深くなり、同年代のシフと出会って仲良くなる

家族 父、母(一人っ子)

 フギ……胸元の毛がもふもふしている。よくシフで遊んでいる。シフの上に乗る
  ムニ……同じく胸元の毛がもふもふしている。フギがシフで遊ぶと後ろに続いている。やっぱりシフの上に乗る

 

フナト・イブヤ

所属/役職 魔術式構築課/役職なし

性別 男

一人称 僕

趣味 魔術式の研究。ウルカと一緒にゴーレムを研究する(※1中盤~)

性格 過去にいじめてきた人間に似た、体格のいい人間全般を怖いと感じており、敵意を向けられるのに弱い。

敵を作りたくない、という自己保身の結果、のんびりとしたしゃべり方をするが、気を許した相手には普通のトーンに近い喋り方になる。

過去の経験から懐に入れた人間を守ろうとする意識が強く、その範囲は友人が増えるたびに広くなっている。

年齢 20代前半~半ば

身長 160台

体型・身体的特徴 細身の和風美人。東にある国(日本文化に近い)から移住した人間を祖先に持ち、貴族の家系に生まれる。 学生時代に酷いいじめを受け、服に隠れる場所に傷痕、火傷の痕が残っている。この時に受けた傷を醜いと感じ、美人と褒められても素直に受け止められずにいる

目の色 暗い茶色

髪の色 黒

目元のイメージ 目はやや大きめ。可愛い(弱そうな)印象がある

特技 結界術の第一人者

生い立ち 貴族の家に生まれ、幼い頃から魔術に才を示した。勉学も得意で魔術学校では首席であったが、次席を中心としたグループにいじめを受け、自分を守る手段として結界術を学び始める。

結果、結界術の第一人者として王宮に勤めはじめ、体格の良い人間がいない魔術式構築課に配属される。

祖先が東にある国の出のため、名前の響きもその国の言葉に由来している。(伊賦夜 岐/いふや ふなと)

家族 父、母、兄がいる(末っ子)※三人兄弟の末っ子。兄たち、わんぱくな甥姪もいる

 

ウルカ・フェルル

所属/役職 魔術装備課/役職なし

性別 男

一人称 俺

趣味 身体を鍛えること。読書。ゴーレム研究

性格 外見は優しげ、公私ともに朗らかに人と接するが、裏切られた過去から本質的に人間を信用できない。ゴーレム研究にのめり込んだのは、相手が裏切らないことが保証されているから。ゴーレムに関しては饒舌になる。

研究スペースの都合から古い屋敷に住んでおり、家では静かに読書をしたり、黙々と体を鍛えながら過ごしている。

(※1中盤~)フナトとは人間不信同士、通じ合うものがある。

年齢 20代前半~半ば

身長 190台

体型・身体的特徴 筋肉質。手先は器用で力が強い。

体を鍛えているのは、筋肉が発達する場所と同じ場所を ゴーレムでも強化すれば性能の良いゴーレムができるのでは? という研究の一環でもある

目の色 象牙色

髪の色 橙色 ※金髪よりやや濃いめ

目元のイメージ 優しげな(垂れ気味な)目

特技 ゴーレムの製造。身体を鍛えるのが上手い

生い立ち 商家の生まれだったが、信用していた人間に借金を負わされ実家は没落。この時に人間不信ぎみになる。地元の工房に弟子入りして働きながら家計を支え、能力が認められ王宮へ就職した。 実家は借金を返し終え、新たに商いを再開している

家族 父、母、兄弟 ※作中での言及ありません

 

ルーカス

※大神官になる前には姓を持っていたが、大神官に就任後、本人がそう名乗らなくなった

所属/役職 神殿/大神官

性別 男

一人称 私

趣味 農作業、園芸。収穫物を使った料理。友人たちとのお茶会。読書

性格 表面上は穏やかで美しい理想的な大神官だが、実は悪戯っ子で弟気質。クロノ神が嘘を嫌うから、と「嘘ではないが本当のことは言わない」ことで相手を手玉にとることが多い。

友人たちが人生を進んでいくことに対し、嫉妬の感情を抱いている

年齢 30代前半 (※ただし、肉体年齢は時を止めた年齢である20前後)

身長 180台

体型・身体的特徴 人形のような美形で、ガウナーと同年代にしては若すぎる見た目をしている。 神官服の布が厚いためわかりづらいが、服の下には畑仕事をするための筋肉がついている

目の色 赤

髪の色 白髪

目元のイメージ 垂れ目、人形のような目

特技 農業。神殿についての知識が多い。高度な神術を扱える

神術の特徴 意思が伝わればなんでもいい、言葉も必要ないくらい手厚い護りがあるが、周囲の神官がクロノ神に対して小難しい言葉を使うので、対外的にはその文に沿った神術を使っている

生い立ち 貴族の家に生まれ、学生時代に後の国王、宰相であるサウレ、ガウナーと出会う。この頃はまだ金髪で、ガウナーとは兄弟のようだと言われていた。

サウレが国王になるのと同時期、クロノ神に誓いを立てたことにより不老(肉体年齢の停止)と強大な加護を授かる。外見年齢は20歳ごろで停まっており、老いることなく神に仕え続けている。

クロノ神に感謝してはいるが、不老については友人たちと同じ時を歩めないことに対し、恨みの気持ちも持っている。

実はクロノ神は成人後すぐに病で死ぬ予定だったルーカスを生かすために時を停めることにしたのだが、ルーカス自身はそのことを知らない。

家族 神に仕えるにあたって捨てたと考えている家族の事は、本人が語ろうとしない ※作中では未出です

 

サーシ・ビューロー

所属/役職 魔術式構築課/課長

性別 男

一人称 僕

趣味 散歩。読書。よく訪ねてくるシャクトをあしらうこと

性格 穏やかに見えるが実は好戦的。部下たちとシャクトをからかうのは好きで、面白い事には首を突っ込みたがる。

部下ができてからは交渉により利を得るようになり、昔を知っている人間からすれば丸くなったように見えている(※シャクトからすれば、そう見えるだけ)

シャクトを庇うような形で傷を負ったが、傷に対しては自分よりもシャクトの方が気にし、戦場もキャリアも捨ててしまったことを苦々しく思っている

年齢 40代前半

身長 170台

体型・身体的特徴 痩せ型。

防衛課魔術小隊の所属時に左脚を戦闘により怪我をし、(足自体はあり、義足などではない)歩くくらいなら問題ないが、杖を使わないと早く動けず、痛んだりする。※左足の怪我、杖が右手持ちです

目の色 青

髪の色 灰色 ※白髪ではなく、生来の色味です

目元のイメージ 垂れ目、よく微笑んでいる

特技 交渉。体術

生い立ち 貴族の家に生まれ、魔術を学んだ後に防衛課(王宮防衛課と違い、地方の組織)に配属される。当時の配属先は王都を離れた紛争地であり、精神状態が不安定な隊員に絡まれ、何度も諍いに巻き込まれている。一方的に懸想され、揉めることも多かった。

シャクトとは戦地をともに駆けた相棒であり、魔力相性が良かった。戦地での活躍はめざましく、各地域にて停戦に大きく貢献したが、紛争が落ち着きかけた頃に左脚に傷を負い、戦線を離れる。

その後は王宮の魔術式構築課に配属された

家族 父も母も死去し、家督は兄が継いでいる

 

シャクト・レーベル

所属/役職 (王宮)防衛課第二小隊/隊長

性別 男

一人称 俺

趣味 料理を作ってサーシに振る舞うこと。体を鍛えること

性格 苦労性で生真面目。頼られると断らず、臨機応変に対応できる第二小隊には前例のない任務が持ち込まれがち。部下には厳しくも優しく、よく甘いものをふるまっている。

恋愛には鈍感で奥手で一途。

年齢 40代前半

身長 200近い

体型・身体的特徴 筋肉質で長身。よく眉を寄せている

目の色 橙

髪の色 赤茶

目元のイメージ 目尻が上がり気味、ひし形寄りの目。きりっとした眉

特技 多数を相手取っての戦闘。隠密活動。

生い立ち クロノ神の熱心な信徒が多い、神に縁のある地を守る「古き一族」に生まれる。幼少期は戦闘訓練を受けて育った。

サーシとは(王宮ではなく地域の)防衛課時代に共に戦場を駆けた相棒であり、魔力相性により相棒からの魔術は効きがいい。

サーシが怪我を理由に戦線を離れ、後を追うように王宮の防衛課へ異動した。

家族 父、母、兄弟 ※作中では未出

 

エウテル・ユーマン

所属/役職 魔術式構築課/役職なし

性別 男

一人称 自分、俺 ※仕事の場では「自分」、気が抜けると「俺」と言うことが多いです

趣味 酒。飲み会。音楽

性格 享楽的で楽観的。気が向いたら仕事も捗るが、乗らない仕事は好きではない。

大酒好きで飲み会も好きだが、大酒飲みのため、金がかかる、と上司たちからあまり飲み会には呼ばれない。 歌や楽器も好きだが、そのセンスはあまり周囲に理解されない

年齢 20代前半~半ば

身長 170台

体型・身体的特徴 体型はひょろりしている。

現代的に言う色聴を魔術に応用していて、呪文に色が出てくるのはその名残 。音階は虹の色に見えている。 彼にとって聞こえた色に対して捕色に聞こえる音の波形をぶつけると詠唱魔術が相殺されるため、妨害魔術を得意としている

目の色 虹色(アース・アイ) ※紫、青、黄の混色

髪の色 暗い青緑色

目元のイメージ ゆるい、楽しそうに細められていることが多い

特技 縦笛をはじめとした楽器全般。魔術機を使った作曲。妨害魔術。

生い立ち 生まれたときから音を聞くと色が見え、能力を音楽に生かしたいと思ったが、良いと思って演奏した楽曲はさほど評価されず、金を稼ぐほどの才能がないと気づいた。

仕方なく魔術に転向したところ、魔術を発動する際に起こる波を把握する能力に優れ、妨害魔術に才を示す。 仕事も楽しくなければ続ける気もなかったが、なんとなく楽しい面子がいるため続いている

家族 ※設定していないです

 

 

ヘルメス・トレーゼ

所属/役職 魔術式構築課/役職なし

性別 男

一人称 僕

趣味 実験。植物採集(の一環での花屋巡り)

性格 マッドサイエンティスト。好奇心旺盛で魔術以外でも学びの幅が広い。実験によって知識を深めていくことが大好きで、建物を壊そうがクビになって生活が困りさえしなければ実験が止まらないので特に反省もしない。

他人で実験するのは「自分が実験対象になって体調を崩したら実験がしばらく止まる」から。他人を思いやれないので医療魔術の適性がなく、他人を守りたいとも思わないので結界術の適性もない。

恋愛沙汰にまるで興味がなく、(※4~)平然と既婚者であるロアに媚薬の試験依頼を持ってくる。

年齢 20代前半~半ば

身長 170台

体型・身体的特徴 研究に没頭すると寝食を忘れるため痩せ型。その割に被験者を捕まえるために足が速く、妙に身体能力は高い。 周囲からは変な薬でも飲んでいるんじゃないかと疑われている

目の色 茅色

髪の色 灰紫色

目元のイメージ ちょっと目尻が上がり気味の目

特技 化学、薬学、錬金術

生い立ち 研究家をよく排出する家に生まれ、幼い頃から息をするように知識を詰め込みながら育った。化学、薬学に加えて魔術を学んだ頃、「王宮ならたくさん実験をさせてくれそうだから」という理由で王宮に就職。

魔構が王宮にいた頃に王宮の建物を派手に吹っ飛ばして破壊を続け、魔構自体が王宮の庭にある建物送りとなった。 ただ、本人は責任を感じてもいないし、魔構の面々も魔術の実験がやりやすくなった、と考えるような人間しかおらず、特にお咎めもなかった。現在の魔術式構築課も何度も破壊している

家族 親戚にアルヴァ・トレーゼがいる ※他は設定してないです

 

ツクモ・フィンダート

所属/役職 魔術式構築課/役職なし

性別 男

一人称 俺

趣味 植物の育成。古書の収集。古い雑貨集め

性格 古代魔術の研究家。

しゃべり方に常に迷い、ぼそぼそとした喋り方をする。親しくなると段々と流暢に喋るようになる。頼りになる人の後ろによく隠れようとする。

素朴な人柄で気性は優しく、人に頼られたら断れない。

年齢 二十代前半~半ば

身長 170台

体型・身体的特徴 細身。

妖精をはじめ、人ならざるものの声が聞こえ、気配を感じ取ることができる。姿を目で捉えるのはごくたまに。

古代魔術でよく魔術の素材として使用されていたため髪を伸ばしている。前髪も長め。祖先に東にある国から来た人物がいる。

声が小さく、ぼそぼそと喋る。※「○○……、○○……」

現在では指先に魔力を灯すことで杖の代用となる方法が確立され、杖というものが活用されなくなっているが、彼は杖を使って魔術を行使する。

目の色 淡い黄色

髪の色 黒

目元のイメージ 普段は前髪に隠れていて見えないが、綺麗な目をしている

特技 人ならざる存在との交渉。植物を育てること

生い立ち 幼い頃、人ならざるものの声を聞いたときに素直に友達にしゃべってしまい、遠巻きにされた。

結果、主な遊び相手は祖父母となり、魔術の素養があったことから古い魔術書を譲り受ける。 魔術学校にて現在の魔術も習ったが、昔から魔術書を頼りに繰り返した古い魔術=古代魔術が肌に合うことに気づき、そのまま古代魔術の研究の道に進む

家族 父、母、兄弟、祖父母

補足事項 古代魔術……魔術が魔法と呼ばれていた時代、大戦争により魔法使いが大量に死に、人ならざるものを見る目も力を借りる術も失われた。

現在では当時の魔法を古代魔術と呼ぶ。

オーバーテクノロジー的な知識や技術も存在し、研究すれば大きな成果が期待される分野だが、知識が口伝えだった時代の技術のため研究には苦労する。

妖精……世界の運行を担っており、気に入った人間の魔術を手助けする。帽子をかぶって服を着た、手のひらくらいの大きさの二等身でちょこまかした存在。現在では姿を見える人物も極わずかしかいない。

……昔の魔術師は杖を使っていたが、現在は指先に魔力を灯す手法が確立され、杖を使わない魔術師が多い。

ツクモが杖を使っているのは、その方が魔力の通りがいいと考えているため。 実際、杖の素材になった樹木を経路に妖精にパスが通りやすくなり、ツクモにとっては魔術威力の底上げに繋がっている

 

テスカ

※姓ありません

所属/役職 政策企画課/役職なし

性別 女

一人称 私

趣味 育った孤児院へ遊びに行くこと。兄とお茶をすること。

性格 兄が努力する理由が自分だと知ってはいるものの、お互いに支え合いたいと考えている。

お人好しの兄が騙されないよう、王宮での知り合いを増やし、男女問わず情報を集めている

年齢 20代後半

身長 160台

体型・身体的特徴 普通体型

目の色 暗い赤紫色(チャコールグレー)

髪の色 灰色

目元のイメージ 優しげな目元

特技 情報収集。他部署への根回し

生い立ち 子どもの頃から兄に支えられて育ち、政策企画課への揃っての就職も誰より喜んだ。

出会ってすぐは宰相閣下の美しさにうっとりしていた日もあったが、あまりの忙しさと「美人は三日で飽きる」のか、今ではすっかり慣れてしまった。 現在はこっそりガウナーとロアの恋の進展を聞いては、人のいない場所でにこにことしている

家族 双子の兄

 

コアトル

※姓ありません。人物多過ぎ問題により作中で名前を出さなくなった結果、名前を出す機会が極端に珍しくなった人物です

所属/役職 政策企画課/役職なし

性別 男

一人称 俺

趣味 育った孤児院へ遊びに行くこと。貯金。給料日に妹と服を買いに行くこと。

性格 妹を育て上げることを目標に、孤児院では勉学に励んでいた。 父母が金銭的な困窮を理由に二人を手放したことを知っており、お金に対しては複雑な思いがある

年齢 20代後半

身長 170台

体型・身体的特徴 普通体型

目の色 暗い赤紫色(チャコールグレー)

髪の色 灰色

目元のイメージ 優しげな目元

特技 お金の計算。丁寧な謝罪

生い立ち 孤児として育ち、行政の就労支援を通じて人手不足だった政策企画課で働くことが決まる。

コアトルは仕事が決まったものの、テスカの就職先が見つからずに悩んでいたところ、ガウナーが二人まとめて勤めたらいい、と揃って受け入れることになった。

ただ、二人が仕事に慣れようとも宰相特有の仕事というものはあり、宰相補佐の就任を誰よりも待ち望んでいた

家族 双子の妹

 

スクナ・メイラー

所属/役職 魔術式構築課/宰相補佐

性別 男

一人称 僕

趣味 読書。王都の散策。宰相閣下に教えてもらった店に行くこと

性格 子どもの頃から頭が良く、世の中を舐めてかかっていた節があったが、前宰相に学び、現宰相の元で働くようになり考えを改める。ただ、この頃の名残はまだある。

待ち望んでいた宰相補佐の仕事に就き、宰相の仕事を軽くしたいと励むものの、流石に十数年の歴には敵わず、自分の力不足を実感している。

自身の未熟さへの詫びの気持ちもありつつ、宰相閣下の恋愛相談に乗るのだが、惚気たいんだろうか、と自問自答することも多い

年齢 20代前半

身長 180台

体型・身体的特徴 すらりとしてスタイルが良い

目の色 水色

髪の色 黒

目元のイメージ 吊り目気味、狐目

特技 書類仕事。人の話をしっかり聞くこと

生い立ち 幼い頃から頭がよく、成績も優秀だった。学生の頃、前宰相の私塾に呼ばれるようになり、才能を見いだされて次期宰相=宰相補佐となるべく教育を受ける。 だが、何故か宰相補佐の就任が延びに延び、本人が就任を疑い始めた頃にようやく結婚という目出度いことが起き、宰相補佐となることができた

家族 ※設定してません

 

ベレロ

※名前補足 姓ありますが、作中登場なしのため設定せず

所属/役職 屋敷/御者

性別 男

一人称 私

趣味 乗馬。園芸

性格 動物全般、特に馬好きで、他の貴族が所有する馬もよく眺めている。

出迎えにいった際に最後まで気持ちよく送り届けることを信条としており、特に表情には気を配っている。 動物と接する時には「動物の考えること」と軽んじず、何か伝えたそうな仕草を重く受け止める癖がある

年齢 20代後半

身長 170台

体型・身体的特徴 力仕事を得意とする体型

目の色 藍色

髪の色 栗色

目元のイメージ 優しげな目

特技 馬の世話。出迎える人への笑顔

生い立ち 幼い頃、ガウナーの父母の屋敷の近所に住んでいた。馬車を引いていた屋敷所有の美しい馬を見て感動し、後日、馬を見に生け垣を越えようとして警備に捕まった。

その後正式に許しを得て馬を見に行きながら、当時の屋敷の御者に、馬の世話や貴族と接する上での礼儀作法を学んだ。 ガウナーが自分の屋敷を持つにあたり、正式に御者、兼、馬の世話役として勤めるようになる。ガウナー父母の屋敷には今もよく出入りしている

家族 ※設定してません

 

アカシャ

※名前補足 姓ありますが、作中登場なしのため設定せず

所属/役職 屋敷/執事

性別 男

一人称 私

趣味 主人の恋路を見守ること。ロアの髪型を整えること

性格 のんびりとしていて穏やかな人柄。

ガウナーのことは幼い頃から知っているが、初恋の様でも見ているかのよう、とこっそり二人を見守っている。 屋敷に来てすぐのロアとさりげなく世間話をし、ロアから他の使用人へのつなぎを作った

年齢 60代

身長 170台

体型・身体的特徴 普通体型。髭がある

目の色 赤茶

髪の色 白髪

目元のイメージ よく細められている。垂れ気味

特技 屋敷の手配管理全般。掃除や洗濯も得意

生い立ち 元々はガウナーの父母に仕えていた執事。後進に道を譲った上で、仕事の少ないガウナーの屋敷で新たに使用人、兼、執事の仕事を始める。

ガウナーの父母の屋敷に比べれば今の屋敷は小さく、使用人の管理もさほど要らないため仕事も少ない。 料理長のイワやベレロと午後にお茶をしたり、ロアやガウナーと世間話をしてみたりと、本人にとってはのんびり仕事をしている

家族 妻、娘息子、孫  ※作中には描写ありません

 

イワ

※名前補足 姓ありますが、作中登場なしのため設定せず

所属/役職 屋敷/料理長(※長と呼ばれたいとごねた)

性別 男

一人称 あたし(※江戸弁由来)

趣味 家庭菜園。犬が喜ぶ料理の開発

性格 全てを明日に持ち越さず、からりとして豪快に笑う。美味い料理を食べれば大抵の苦難はなんとかなる、と信じている

年齢 30代(※東の国特有の年齢不詳ぎみ)

身長 180台

体型・身体的特徴 体格がよく、重い鍋も軽々と振るう

目の色 茶色

髪の色 黒

目元のイメージ 垂れ気味

特技 料理。重い箱を上手く持つこと

生い立ち 庶民の出で、ルーツに東の国の血を持つ。料理の武者修行をしている際、里帰りのように東の国を訪れ、味を学んだ。

味覚の好みなのか、あまり濃い味付けを好まず、脂を多用しない。ガウナーにはその味付けを気に入られており、手がけている料理店も繁盛している。

最近では食いしん坊の犬に絡まれ続けているが、好んで相手をしている

家族 ※設定していません

 

テップ

※名前補足 姓ありますが、作中登場なしのため設定せず

所属/役職 近衛/近衛魔術師長

性別 男

一人称 爺(じじ)、儂

趣味 王宮に残っている同期とお茶を飲むこと。若者の話を聞くこと

性格 楽しいこと、新しいことが好きな好々爺。友人の孫であるガウナーに近寄ってはロアについてからかって去って行く。

日頃から歩行に杖を使ってはいるが、矍鑠としているため、あの杖は人を殴るために持ち歩いている杖では、と部下に噂されている。 老人特有の「三途の川が近い」的なブラックジョークをよく言い、それを理由に部下へ仕事を振っている

年齢 70代

身長 170台

体型・身体的特徴 服の下に隠れているためほっそりとしていると思われがち

目の色 黒

髪の色 白髪

目元のイメージ 優しげな目元。目の周囲に皺が多い

特技 上手にお茶を煎れること。手持ちの杖で急所を殴ること。

生い立ち 王宮内での最古参とも言える職員、サウレ国王就任以降の動乱期に王の身柄を守り切ることに尽力した一人でもある。

ガウナーの祖父とは王宮勤めをしていた若い頃に知り合い、今でも交流がある。 名誉職のように思われがちだが、豊富な知識や、培った戦闘力は今でも有しており、年齢を重ねたことに対し「未練が少なく王族の盾になりやすくなった」と思うくらいには、まだ気持ちの上でも現役である

家族 ※設定ありません、課員ももしかしたら知らないかも

 

ニンギ

※姓ありますが、作中未出のため設定せず

所属/役職 近衛(近衛魔術師)/役職なし

性別 男

一人称 私

趣味 体術の訓練。新しい魔術の載った雑誌を読む

性格 相手に対して敬意を持ちながら、興味のある分野に対しては突っ込んで話を聞こうとするような、技術と対人面でのバランスが取れた魔術師。他の課との交流も多い。

近衛魔術師とはいえ新しい魔術分野に疎くてもいいとは思っておらず、 特に他課と交流の少ない魔術式構築課には意識して魔術の相談をするよう心掛けている

年齢 20代後半

身長 170台

体型・身体的特徴 細身に見えるが筋肉質。近衛に配属される程度には顔もいい

目の色 すみれ色

髪の色 灰緑

目元のイメージ 吊り目でも垂れ目でもない。綺麗な目元

特技 分からない事を素直に口に出すこと。人に頼ること

生い立ち 魔術学校を出て王宮に就職した。礼儀正しく、人の応対が丁寧なこと、体術と魔術の両方を得手としていることを理由に近衛魔術師となる。 本人は得意ではないものの、零を一にするような魔術式の構築分野に憧れがあり、魔構との魔術談義を楽しみにしている

家族 ※設定してません

 

サウレ・ヘルツ

所属/役職 国王

性別 男

一人称 吾

趣味 新しい技術を見ること。国に展開すること。家族でゆっくりと時間を過ごすこと

性格 朗らかで嫌みなところがなく、国内を回ると歓迎されるような人好きのする国王。

妻とは政略結婚ではあるものの愛妻家で、頑固なロアのことを見ながら、王妃と似ている、とよく嬉しそうに言う。

ガウナー、ルーカスのことはそれぞれ気にかけており、特にガウナーに対しては優秀がゆえに役目を押しつけすぎたことを反省している。 新しい技術を世間に広めることが好きで、特にゴーレムに対しては浪漫を感じている

年齢 30代前半

身長 180台

体型・身体的特徴 がっしりとした体格

目の色 藍色

髪の色 明るめの赤毛

目元のイメージ 目尻はきりりと上がっているが、表情は柔らかい

特技 剣術。護身術

生い立ち 王子として生まれ、子どもの頃はガウナーとはあまり関わらずに育った。学生時代にガウナー、ルーカスと仲良くなり、街を歩き回るうちに国の未来を考えるようになる。

サウレは将来のために学問に励む友人たちを見て、「志した未来に向けて努力することが許される」国にすると心に決める。 重い税負担により「庶民が働いて寝て一日が終わる」ような前王(父)の治政は変えるべきであると友人たちに語り、卒業後に代替わりをすると、国の改革に乗り出していった。この改革は、一時的な動乱を呼んだ

家族 妻、子どもたち ※明確に作中に出てくるのは王妃と第一王子のみです

 

シャルロッテ、マグダレーネ、アンナ

シャルロッテ

所属/役職 魔術式構築課/ゴーレム

備考 ロアの護衛のために魔装のウルカが設計、開発した。

マグダレーネと比較すると高価で耐久性の高い部品を使い、魔術式に魔構の監修が入っており性能が上がっている。

普段は魔構の入り口横が定位置。 (※2以降~)サーシが便利に手足として使っていることを知った課員たちがこっそり物を運ぶなどの日常お役立ち機能を増やしている

マグダレーネ

所属/役職 ウルカの試作機/ゴーレム

備考 ウルカが作中以前より試作していた先行機。

シャルロッテと比較すると、部品が安価で耐用性に劣る。初期のころから継ぎ接ぎで機能を追加しており、補修痕が多い。 フナトとウルカによるゴーレムの新機能開発はこの機体に組み込まれた上で試験され、シャルロッテに導入されることが多い

アンナ

所属/役職 ミャザ西区魔術装備課/ゴーレム

備考 模擬戦に向けてミャザにて製造されることになったゴーレム。偶然、いい部材が揃っていたこともあり、シャルロッテまでは届かないもののなかなかの耐久性を誇る。

マグダレーネ、シャルロッテの先行研究の成果もあり、魔術式に関しては他の2機よりも質が良く、省力化に貢献している。

背中に「ミャザ市魔装課」(架空文字のイメージ)の文字が入っている

ゴーレムの共通仕様

身長 200台 ※「人間よりちょっと大きいくらい」

体型・身体的特徴 腕が折れたら予備の隠し武器が出る。足には車輪が仕込まれている。

各部位(頭、胴体、両手、両脚)が独立して動くよう設計されており、自ら分解して合体したりもする。

目は起動すると光る。 内部に埋め込まれた魔術式を、内部の魔力貯蔵装置から流した魔力にて起動する

 

ウィズ・モーリッツ

所属/役職 ミャザ西区魔術装備課/班長(魔装技師)

性別 男

一人称 俺

趣味 珍しい部品集め。シュタルに構ってもらうこと

性格 生まれついての天才が、モーリッツ一族という魔術師一族に生まれ、何の苦労もなく大好きな魔術を究めた。

幼く見えるウィズが平然と首席を勝ち取っていく様は周囲から嫉妬され、シュタルが庇っていても度々揉めた。

だが、本人から言わせてみれば自分に特別なところはなく、「有名な魔術師一族に生まれるという環境があれば誰でも自分くらいにはなれる」と考えている。目元を隠すのは、幼く見えると舐められるから。

シュタルのことは大事に思っており、彼の地元にいたのも卒業後に戻ってくるのを待っていたから。冗談交じりに大事な友人だと伝えてはいるのだが、どうせ冗談だと思ってまともに受け取ってもらえない

年齢 20代前半~半ば

身長 160台

体型・身体的特徴 童顔。細めで小さい。髪はぼさっとしていて、前髪が長い(※いわゆるメカクレ)。 容姿に頓着せず、服はよく大きめの服を着崩している

目の色 緑

髪の色 暗褐色

目元のイメージ 目立つ丸い目

特技 魔術に対しては天才と言われるほど飲み込みが早い

魔術の特徴 速度の為に可読性を投げやすい。天才型の思考をするため他人から読みづらい式を作る

生い立ち 学びに苦労することはなく、魔術学校では首席を取り続けていたが、昔から体が小さく、童顔であったこと理由に嫉妬され突っかかられることが多くあった。

学ぶことがなくなった時点で人間関係に嫌気が差した魔術学校を中退。卒業時点の首席の座は元は次席であったシュタルに譲る形となった。

その後は魔術学校で唯一心残りだった友人の地元(ミャザ)の工房に弟子入りして魔装技師としての技術を磨き、魔術技師としてミャザ西区の魔術装備課に就職した

家族 両親、兄弟 ※作中には描写ありません

 

シュタル・ブランク

所属/役職 ミャザ西区 防衛課魔術小隊/役職なし

性別 男

一人称 僕

趣味 地元の街歩き。ウィズの世話

性格 責任感が強く真面目。誰かに追いつけなくとも腐らず、こつこつと積み上げる努力家でもある。

だからこそウィズの学習量を一番身近で見て知っており、天才型であるウィズをずるいと思うことはあれど、本人にそれを伝えることは稀。

シュタル自身も優秀な魔術師ではあるが、ウィズを見続けてきたためにその自覚は薄く、未だに学びを軽視することはない。 放っておけば身の回りのことを何一つしないウィズの世話を焼くことは最早ライフワークに近くなっており、学生時代からずっと目で追うことが癖になっている

年齢 20代前半~半ば

身長 180台

体型・身体的特徴 細身だが筋肉質、脚が長い。立ち姿が綺麗。美形。

目の色 琥珀

髪の色 銀髪

目元のイメージ 垂れ目

特技 魔術を理解し、わかりやすく誰かに伝えること。武術、体術

生い立ち 貴族の家に生まれた。兄弟たちと違い、魔術の適性があったため、魔術分野で父の助けになるしかない、と魔術学校へと通い始める。

頭も良く、努力家であったため次席まで登り詰めるが、ウィズが守っていた首席は長いこと譲られることはなかった。

曲がったことは嫌いで、ウィズに嫌がらせをするような人間を穏便に制し、ウィズと長い時間を共に過ごした。

その後、ウィズが何も言わずに退学した時には落ち込んだが、首席は他に譲らないという決意を貫いて首席で卒業。地元に戻り、ミャザ防衛課の魔術小隊に就職した。地元に戻ったら消えたはずのウィズも何故かおり、色々あって仲直りをした。

家族 父母、兄を含めた兄弟 ※父以外は作品では未出です

 

ミイミル

所属/役職 魔術学校/学生

性別 男

一人称 僕

趣味 読書。寮の友人と遊ぶこと。知らない土地を見て回ること。故郷に帰省すること

性格 親に捨てられた、という感覚から、人に対して押しが弱く、希望を口に出せない。また、自分が大事に思われている、という想像もできない。

素直で学びへの熱は高く、魔術学校でも優秀な生徒である。 大人数で暮らしていた経験から面倒見はよく、寮で同室の友人が勉強に困っている時には見捨てずに教えている

年齢 10代後半

身長 160台

体型・身体的特徴 細くて小さい

目の色 黄緑

髪の色 砂色

目元のイメージ 幼くて丸っこい目元

特技 素直さ。向学心。他人の考えを尊重する

生い立ち 幼少期をフィッカ領(ロアの父の領地)の孤児院で育つ。生まれ持った大きな魔力の発散方法がわからずに困っていた頃、ロアに出会って魔術を見せてもらったことを機に交流が始まる。

ミイミルにとってロアは大切な恩師であったが、忙しそうなロアに遠慮して連絡も途絶えてしまう。 だが、二人で交わした約束は忘れておらず、せめて恩師の結婚を近くで祝おうと王都を訪れることにした

家族 孤児院で一緒に育ったみんな

補足事項 ※大人たちはミイミルと会話をする時、自分の姓をあんまり名乗ろうとしません

 

  

リベリオ・ローサ

所属/役職 ケルテ国/第三王子

性別 男

一人称 俺

趣味 外を歩くこと。祖国の名物探し。全ての美しい人々の美を褒め称えること

性格 朗らかで人当たりの良い、大使に向いた人物。祖国が荒れているために自由に出歩けないが、兄たちのため、と文句を言うことはない。陰で身を守るための鍛錬は怠らないが、根が真面目と言うよりは、生きていくために必要とした技術。

自分が美しいと思った人物には声を掛け、褒めておかなければ気が済まない。魔術式構築課の課員にもそうやっていたため最初は警戒されていたが、(※6以降~)現在は上手くあしわられるようになった。

年齢 30代前半

身長 180台

体型・身体的特徴 自他共に認める美形。朝の美と夜の美を使い分けており、後者を使うときは色気が増す。服の下は筋肉質で、重い剣も軽々と振るう

目の色 珊瑚色

髪の色 灰茶色

目元のイメージ 目元はぱっちりとして綺麗な目をしている。くるくるとよく動く

特技 武術。調査や収集した情報をまとめること。人たらし

生い立ち ケルテ国の第三王子として生まれた。生まれた頃から静かに国が荒れており、育つにつれて酷くなっていった。

兄たちには愛されており、隣国へと大使という形で逃されることになった。ただ、兄たちを愛すると同時にコンプレックスも抱いており、父にも反感を抱いているが、自身に国を治められる力があるとも思っていない。

祖国からの刺客については、ニコが先回りして身を守っている(※本来は神本人が守らなくてもいいのだが、護衛もまた楽しんでやっている)

祖国に守護神がいないため、神を信じる、という感覚を知らなかったが、ニコと逢い、心境に変化が起きた様子

家族 父、母、兄弟 ※作中で「兄二人」の描写あり

 

サフィア・モーリッツ

所属/役職 怪奇研究家(※6後~)神殿/神官

性別 男

一人称 俺

趣味 現代技術では説明の付かない事象の収集。神術の解析。読書

性格 頭が固く、何事にもこうと決めたら曲げない。逆に一人で全てを抱え込んでしまう質でもある。

家族(懐に入れた者)に対しての愛情は深いが、普段は表に出さない。永遠に憧れる部分があったが、実際に手に入れた後は、その憧れに疑問を抱いている

年齢 30代前半

身長 170台

体型・身体的特徴 顔は平均より良いほうだが自覚は薄い。目元には眼鏡を掛けている(※6以降~ 眼鏡不要になったが、逆に重さがないと落ち着かない、という理由で掛けていたりする)

目の色 緑

髪の色 暗褐色(※6以降~ 白髪)

目元のイメージ 目元が鋭く、口調も相俟って怒っているように誤解されることもある

特技 崩さずに本を上手く積むこと。(※6以降~)犬のブラッシング、ご機嫌取り

生い立ち 子どもの頃から、目には見えない不思議なものへの憧れが強かった。どうにか家族を説き伏せ、王都に出て怪奇研究家として活動する。研究家として芽が出たと本人は認識しておらず、ロアに対してはうっすらと憧憬と嫉妬を抱いている。

自身への焦りもあり、永遠に憧れを抱くようになる。だが、その話をロアにした結果、近くで望みを聞いていた犬(神見習い)は、この男は永遠へ引き込んでもよい存在なのだ、と認識した。

後に、家族を人質に取られて敵対組織へ協力。襲撃用の通路を準備するなど神術への知識を悪用される形で祖国を裏切ることとなり、一度は胸を貫かれ死に至った。後に、ニコの神官として現世に留まることになったが、その際に人の理から外れ、永い時を仕えることとなる。

家族 父、母、兄弟

 

ニコ

所属/役職 神見習い

性別 なし(※人の姿は男性を模す)

一人称 僕

趣味 散歩。穴掘り。ボール遊び。美味しいご飯を食べる。物を運ぶ。人に挨拶をする。ロアとガウナーを守る

性格 素直で純粋。何事にも好奇心旺盛。周囲の誰もを大好きで、愛している

年齢 -

身長  獣型の体長は狼を一回り大きくしたくらい。人を背に乗せて問題の無い骨格をしている

体型・身体的特徴 獣の姿を取る際には犬と狼の中間の形状をしている

目の色 濃い青みがかった黒(※光が差すと星が煌めく)

髪の色 体毛は基本的に黒。脚の先だけが白い

目元のイメージ くりくりとした円らな瞳

特技 脚が速い。力が強い。いくらでも食べられる

生い立ち クロノ神が自身の力を元に創った存在。クロノ神のクローンのような存在になるところだったが、創る際に悪戯心を発揮したクロノ神がルーカスの力を混ぜたことにより、体毛に白の部分ができた。ニコはルーカスのこともまた父と認識しているが、そう言うと困った顔をされる。

性格的には親神とは掛け離れていると思われがちだが、騒動ごとを好む気質と、気に入った存在を囲い込もうとする質などはよく似ている。

家族 クロノ(父上)、ルーカス(父さま)、サフィア(己の神官)。そして、生きとし生けるもの全て

  

クロノ

所属/役職 神

性別 なし(※人の姿は男性を模す)

一人称 我

趣味 人間観察

性格 享楽的で悪戯好き

年齢 -

身長 人型は200くらい。獣型はニコよりも一回り大きく、体色は黒

体型・身体的特徴 人が最も魅力的と感じる肉付きをした体型をしている。肌は浅黒い。夢を渡る際には、人によって様々な姿を用いる

目の色 金眼

髪の色 黒

目元のイメージ 鋭い瞳で、よく細められている

特技 全能(※と本人は自称するが、別の時、別の軸にいる自身に振り回されることがある)

生い立ち 農業神として信仰されているが、実は未来を読む時の神。ただし、農業神だと人が信じているため、祈りによる恩恵が全くない訳でもない。

ルーカスに対しては人でいう執着のような行動を取るが、神であるため、人のように感情を持っている訳ではない。

ニコに対しては保護者のように振る舞い、その白い脚を非常に好んでいる様子

現在/未来のクロノ 時は大河であると神は語るが、上流と下流、時が違えば己であれ別の己が存在する。

ロアに結婚の神託を与え、不老へ誘ったのは現在の時を司るクロノ神であるが、(※4以降~)ニコを未来から派遣し、ロアを現在の己からの干渉から守ったり、ロアとガウナーの結婚を見守ったのは未来のクロノ神である。

未来のクロノ神が過去へ時を渡ることも可能であるが、その際には現在のクロノ神は弾き出され、世界を観測できなくなる。

現在のクロノ神はロアに対して執着のような言動をするが、未来のクロノ神にとっては過ぎ去ったよき思い出となっている。

現在のそれとは違い、未来のクロノ神には髪に一房だけ白い箇所がある。永い時を同じ神官と連れ添って過ごし、影響を受けたことが表に現れたもの。

  

人物紹介テンプレート

所属/役職 

性別

一人称

趣味

性格

年齢

身長

体型・身体的特徴

目の色

髪の色

目元のイメージ

特技

生い立ち

家族

宰相閣下と結婚することになった魔術師さん
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坂みち // さか【傘路さか】
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